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計画概要 Outline

計画概要 Outline

学ぶ楽しさ
つながる喜び
広がる世界
Concept

創価学園の教育は、「⽣命の絶対的尊厳を基調とした⼈間主義」という池⽥⼤作先⽣の理念を根本とする創価教育である。また、創価学園が⽬指すものは学園⽣を「創造性豊かな世界市⺠」へと育成していくことである。「創造性豊かな世界市⺠」とは、「いかなる環境にあっても、そこに意味を⾒いだし、⾃分⾃⾝を強め、そして他者の幸福へ貢献しゆく⼒」があり、「全ての⼈と共に幸せになりたい」との本源的な願いのもと「誰も置き去りにしない」思いやりの⼼を持ちながら、主体的に「平和と共⽣の地球社会を創造しゆく」⼈である。

こうした理想の教育を実現するための⽅針は、池⽥先⽣が定められた教育⽅針「健康な英才主義」「⼈間性豊かな実⼒主義」である。

「健康な英才主義」の実践としては、成⻑したい、学びたいという児童・⽣徒が本来持っている内発性を引き出しながら、児童・⽣徒に内在する能⼒・好きなこと・得意なことを⾒つけ認め伸ばして⾃信をつけることである。また「⼈間性豊かな実⼒主義」の実践としては、創価教育の⽗である牧⼝常三郎先⽣が実践されていた創価教育の神髄である「対話による学び合い」の授業などを通して、互いに⼈格をみがきながら学⼒をつけていくことなどが挙げられる。さらに、創価教育学の実践に学びつつ、ICT も含む最先端の教育技術を組み合わせた新しい創価教育を実践しながら創り上げていきたい。合わせて、新しい成⻑発達観を構築し、12 年⼀貫の理想の創価教育を構築することになる。この新しい創価教育は、⼦どもたちのための新たな取り組みを続ける中で、実証的・科学的に検証されながら、常に刷新し続けていくことになる。

この理念・⽅針のもと、新しい校舎で⽣き⽣きと学ぶ児童・⽣徒の様⼦を思い浮かべながら、実現したい教育は何かと考えを進め、全教職員の思いをうけつつ、コンセプトを「学ぶ楽しさ つながる喜び 広がる世界」とした。

学ぶ楽しさ
「学ぶ楽しさ」は、開放的で刺激的な環境で学習する中で、学びは本来楽しいものであることを発⾒し、⾃分⾃⾝を⼤きく豊かにしていくものであることに気づかせていく事をイメージしている。
つながる喜び
「つながる喜び」は、学習内容、異学年、教員、保護者、地域、兄弟校、卒業⽣、社会、世界、そして師弟のつながりを築く環境の中で、⾃らの⽣き⽅を⾒つけ出していく喜びを表している。
広がる世界
「広がる世界」は、児童・⽣徒から内発的な⼒、無限の可能性を引き出し、世界観・価値観を広げていく事であり、「未来に⽻ばたく」姿をイメージしている。そして、応⽤の勇気、変化をいとわぬ勇気、そして新しい価値を創造していく⼼を育てていく。

施設概要 Equipment outline

東京創価小学校 新校舎

<建物概要>
校舎の中心には、新たな”ライブラリー空間”を設けます。読書や学びのための図書館の役割を担うスペースで、多くの図書を配置する予定です。中央は、吹き抜けのオープンスペースとして、児童が気軽に本に触れ、学ぶための環境を創出するとともに、児童同士の交流を活発化します。

敷地面積:28,915.29m²
延床面積:9,490m²
鉄筋コンクリート一部鉄骨造 2階建て

<着工・完成時期>
2025年春の着工予定で、2027年の完成を目指しています。

環境への配慮

小学校の新しい校舎は、地球環境・地域環境・学習環境に配慮した計画です。特徴的な深い庇による日射制御や地中熱利用、広いライブラリー空間への合理的な設備計画でエネルギー使用量を抑えつつ、児童の快適な学園生活を支えます。基本設計段階の環境性能は、ZEB-Ready(建物の1次消費エネルギー量が標準建物の50%以下)相当となっています。また屋外の計画では、児童が様々な運動・体験学習ができるエリアがあり、それを包む豊かな植栽は、地域の良好な景観形成に寄与します。

2Fライブラリー(図書エリア)

ZEBとは

ZEBの定義は国内外で様々な議論や検討がされています。経済産業省資源エネルギー庁「ZEBロードマップ検討委員会とりまとめ」(平成27年12月)では、ZEBを「先進的な建築設計によるエネルギー負荷の抑制やパッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギー化を実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物」と定義しています。現在、ZEBの実現・普及に向けて、4段階のZEBを定性的及び定量的に定義しています。(環境省HPより転載)